こんなんおひとつ

おすすめ作品の感想と考察、時々コラム。

愛と正しさは呪いか?PS4『ライフイズストレンジ2』ネタバレ感想

愛されることと正しさを教わることは、呪いなのだろうか?このゲームをクリアした今も、私にはその答えに迷っています。ゲームのネタバレを交えて感想を書きながら、愛と正しさとは何なのかを考えたいと思います。 このゲームについて 前作との違い つまらな…

ジョエルを愛したあなたへ。PS4『ラストオブアス2』ネタバレ感想

私がこのゲームをプレイしてまず思った感想は、「よくもこんな物語を作ってくれたな!」という怒りでした。だから私はこのゲームをすぐクリアできずに、数ヶ月ほど置いていました。物語のエンディングを見届けるのが怖くて、この作品を「なかったこと」にし…

初心者が簡単に『クトゥルフ神話TRPG』を遊ぶ3つのコツとやり方

ここ数ヶ月の間に『クトゥルフ神話TRPG』というゲームにハマりました。今回は、何度かキーパー(進行役)としてプレイした際のコツや簡単な用語説明などを書いています。ちなみにこの記事は初心者キーパー向けですが、プレイヤーも読んで大丈夫です。先日こ…

2000年代のネットとゲームの関係性。PS2『SIREN』発売当時の思い出と感想

「好きなゲームのタイトルは?」と聞かれたら、私はまず間違いなく『SIREN』を挙げるでしょう。もうすぐ発売から20周年を迎えるSIRENシリーズですが、令和の時代になった今でもカルト的な人気があるように感じています。今回は、私が初めて『SIREN』をプレイ…

これは純愛であって、純愛の物語ではない。ゲーム『沙耶の唄』ネタバレ感想

なんとなしにAmazonミュージックで曲を聴いていたら、偶然いとうかなこさんの『ガラスのくつ』があるのを見つけました。いとうかなこさんといえば『STEINS;GATE』などのテーマソングでおなじみの歌手ですが、この『ガラスのくつ』は『沙耶の唄』というゲーム…

人生はシミュレーションゲームだ。PS4『ザ・シムズ4』プレイ感想

あなたは「誰かの人生を体験してみたい」と考えたことはありませんか?『シムズ4』は、人間そっくりなシムというキャラクターを使って、そんな願いを叶えることができるシミュレーションゲームです。今回は、そんなPS4版『シムズ4』にめちゃくちゃハマってし…

90年代Macintoshのレトロゲームが好きだった。『らすたぁちゃんとあそぼ』感想

『らすたぁちゃんとあそぼ』というタイトルを聞いて、一体どれほどの方がピンとくるのでしょうか?私が「子供の頃に遊んだゲームは?」と聞かれてまず挙げる作品は、間違いなくこの『らすたぁちゃんとあそぼ』です。今日はそんな、少し黄ばんでいて、ものす…

なぜ美月は惨劇を招いたのか?ゲーム『ダブルキャスト』ネタバレ考察

もう20年も前の作品になるのに、色褪せない。『ダブルキャスト』は、そんな名作ゲームです。全編フルアニメーション・フルボイスで進んでいく、画期的なシステム。だからこそ、この『ダブルキャスト』のクオリティは、とても高いように思います。 みんなの…

物語の数だけキミを愛していた。ゲーム『書淫、或いは失われた夢の物語。』ネタバレ考察

正直言って、このゲームはプレミア価格でかなり高い(10万で買いました)ですし、その上なかなか市場には出回りません。しかも十数万円もの値が付きながら文章には誤字が多く、グラフィックも今の時代に耐えられるようなものでは決してありません。それなの…

殺されたのは誰だ?ジェイムスから見るゲーム『サイレントヒル2』ネタバレ考察

物語は、主人公・ジェイムスの元に、3年前に病死したはずの妻・メアリーから手紙が届くところから始まります。 あいまいな眠りの中で 夢見るのはあの町 サイレントヒルいつかまた 二人で行こうと 約束しておきながら 私のせいでかなわなかった私は一人でそ…

電波、届いた?ゲーム『雫〜しずく〜』ネタバレ考察

引き込まれる文章、耳に残る音楽、どこか不気味なグラフィック。一見するとイラストは荒いドット絵、音は足りておらず、シナリオは淡白なように見えます。なのに、だから、惹きつけられる。すべての雰囲気が、抜群にたまらないのです。この作品にはオリジナ…

絶望の中の祈りと希望。ゲーム『SWAN SONG』ネタバレ感想

とんでもない鬱ゲーがある、と聞いてプレイしました。 スワンソング、確かに鬱ゲーでした。でもこのゲームをただの鬱ゲーと評価するのは、勿体無いなぁと思いました。 スワンソングは人間の醜さと、同時に人間の美しさを描いた作品だと私は思います。人の心…

天使様、どうか僕の意味をください。ゲーム『さよならを教えて』ネタバレ感想

私がこのゲームのことを知ったのは、もう10年以上も前のことです。 休み時間に友人が、いきなりこう言いました。「さよならを教えてが頭の中でループして離れない」と。 家に帰ってすぐに、友人から借りたI'veの『OUT FLOW』というアルバムを取り出し、プレ…

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