パン作り初心者の私がホームベーカリーを買ってから、1ヶ月ほど経ちました。
しかしホームベーカリーを買う前は、どのメーカーのモデルを買えばいいのかも、どんな材料を用意すればいいのかもわかりませんでした。
そんな方のためにも、備忘録としてホームベーカリーについての情報をまとめた記事を書きたいと思います。
どのメーカーがいいの?
ホームベーカリーとひと口に言っても、様々な種類のモデルがあります。
そこで、まず購入前に考えなければならないことが2点あります。
一つ目は予算、そして二つ目は自分がホームベーカリーでやりたいことです。
予算について
予算の面から考えた時にホームベーカリーは最低で5000円、最高で4万円ほどかかります。
予算4万円
もちろん金に糸目をつけないのであれば、パナソニックの一番良いモデルを買えば間違いはないでしょう。
しかし一つ問題があるとすれば、初めて買う家電にいきなり4万円を払うのは怖いということです。
一体何に4万円もかかっているのか?それを調べていく内にわかったのが、搭載されている機能についてです。
ホームベーカリーの価格の違いは、私が調べた限り「タイマー予約・材料の自動投入機能・静音性・パン以外のモード」があるかどうかでした。
つまり値段が高いほど、上記の機能が全て揃っています。
逆に言うと「ただパン生地を捏ねて焼いてくれるだけの性能を求めている」のであれば、値段が安くても問題ないということです。
おすすめのモデル
結論から言って、私は中間モデルのアイリスオーヤマ IBM-020-Bを買いました。
しかし全ての方にオススメできるわけではありません。なぜなら、ホームベーカリーでやりたいことはそれぞれ違うからです。
私がホームベーカリーを買う際に重視したことは、いかにホームベーカリーを日常に溶け込ますかです。
つまり「手間を掛けず朝食に食パンを食べたい!」という明確な目的が、私にはあったのです。
アイリスオーヤマには、タイマー予約とパン以外のモードがあります。
ただ時間指定ができないのでタイマーは完成時刻を逆算する必要がありますし、おもちやジャムなどは作れますがケーキ生地は作れません。
しかし私の場合は「タイマーを使わず前日に食パンを焼き、食パン以外のものを作る当てがなかった」のでアイリスオーヤマを選びました。
値段は8000円ほどでしたが、結果的に満足しています。
あとアイリスオーヤマにはドライイーストやナッツ類の自動投入はできませんが、個人的に材料の後入れ機能がなくてもそこまで面倒には感じませんでした。
そもそもドライイーストは最初に入れたらいいし、ナッツ類も30分後くらいにタイマーが鳴ってから入れたらいいだけなので問題ありません。
ちなみに静音性ですが、食洗機や洗濯機よりはうるさくない程度に音がします。しかし深夜や早朝などに使う場合、近所迷惑になるのかもしれません。
なのでもしタイマー予約をメインで使うなら、素直にパナソニックなどの静音性が高いものを買った方が良いのではないかと思います。
使い方
ホームベーカリーの基本的な使い方は、恐らくどのモデルも材料を入れてボタンを押すだけでしょう。
アイリスオーヤマの場合、材料をセットした4時間後にパンが焼き上がります。
それから30分〜1時間ほど放置して粗熱を冷まし、パンを切り分けて保存するのが一般的な流れだと思います。
私はパンを切ったらアイラップに包んで冷蔵庫に入れ、翌朝にトーストして食べています。
焼きたては切りにくいので、本当は冷ましてから食べる方がいいらしいです。
ですが初めて焼けた時は、味見するつもりが美味しすぎて一気に半分くらい食べてしまったので、そこまで気にする必要はないでしょう。
ちなみにパンは1斤サイズで、大体4〜5枚分は取れるかと思います。
私はいつも厚めに4枚取って、余った耳の部分をつまみ食いしてます。めちゃくちゃ美味しいので、ぜひやってみてください。
材料・必要なもの・レシピ
特にこだわりがなければ、基本的に何でも近所のスーパーかAmazonなどの通販で買えるもので良いかと思います。
ちなみに食パン作りに必要な材料は、「強力粉・ドライイースト・水・スキムミルク・砂糖・塩・バター」の7点です。
以下で、材料を含めたホームベーカリーに必要なものについて詳しく書いていきます。
強力粉
特にこだわりがなければ、スーパーによくあるカメリヤなどで良いのではないかと思います。
ですが個人的なこだわりとして、「作るのが簡単かどうか」を重視しています。
食パンに必要な強力粉は大体250g程度なので、私は最初からその分量だけ小分けになっているひまわりを使っています。
ひまわりは便利なだけでなく、ちゃんと味も美味しかったです。個人差はあるかと思いますが、焼いてみるとサクサク系のベーシックな「これぞパン!」という美味しさでした。
その他にも富澤商店で売られている250gに小分けされた強力粉をいくつか試してみたので、よかったら参考にしてみてください。
試した強力粉は、「春よ恋・とみざわからの贈り物・はるゆたか・キタノカオリ・ゴールデンヨット・モナミ」の6種類です。
もちもち系の強力粉
とみざわからの贈り物よりも、春よ恋の方がもちもち度が高かった気がします。
初めて作ったのが春よ恋で、しかも焼き立てを食べたので若干もちもち補正が入っているかもしれません。
2022.7.12追記:もう一度「春よ恋」で食パンを作ってみたらふわふわしてました。ふわふわ系かもしれません。
ふわふわ系の強力粉
キタノカオリとゴールデンヨットは、どちらもふわふわ系でした。モナミはもちもち系と迷いましたがこっちで。
上記はあくまで個人の感想なので、実際はご自身で確かめてみると良いでしょう。
ちなみにAmazonで買うと送料がかかるので、私は近くにある富澤商店の実店舗で1300円分ほど一気買いしました。
基本的にはどれも美味しかったのですが、大体「もちもち系・サクサク系・ふわふわ系」の3つに分かれていたと思います。
私は一通り試してみた結果、「どれも美味しいならAmazonで買えるひまわりでいいじゃん!」となりました。
ドライイースト
これも特にこだわりがなければ、よくスーパーで売っているカメリヤなどで良いと思います。
私の場合はカメリヤの香りが少し苦手だったので、初心者でも膨らみやすい赤サフにしました。
ちなみになぜ赤サフと呼ばれているのかというと、青サフや金サフもあるからです。
まだ試していませんが、それぞれ膨らみ方や味などが違うみたいです。
ドライイーストに必要な分量は3gなので、私は赤サフの小分けされているタイプのものを使っています。
水とスキムミルク
普段からスキムミルクを常備していないので、私は水とスキムミルクを牛乳に置き換えて使っています。
ちなみに牛乳は、いつも飲んでいる明治おいしい牛乳です。これはマジで美味しいのでオススメです。
わざわざキッチンスケールを買うのが面倒だったので、私は家にある計量カップで量っています。
本当はグラム単位で正確に量る方が良いのですが、今のところ大体でも全部ちゃんと焼けていて美味しいです。
砂糖と塩
私は砂糖と塩にこだわりがないので、よくスーパーに売っている上白糖と天塩を使っています。
こちらもスケールを使わず、計量スプーンで量っています。
砂糖はレシピによって変わりますが、塩は大体3gほど必要なので小さじ1/2スプーンを使用しています。
でも砂糖も塩も粒が粗いので、この量り方だと少しグラム数が合わないかもしれないです。
バター
バターは雪印の食塩不使用バターです。バターに元々付いている10g単位の目盛で、ざっくり必要な分だけ切っています。
最初は有塩バターを使っていましたが、やっぱり気持ちしょっぱかったので無塩にしました。
バターの有名どころと言えばカルピスバターや四つ葉バターなどですが、お高いのでまだ手を出せていないです。
バターでパンの味がどう変わるのか気になっているので、いつか試してみたいですね。
必要なもの
他に必要なものがあるとすれば、パンは切りにくいのでとにかくパン切り包丁は必須だと思います。
私は食洗機でも使えるように、包丁の持ち手が木じゃないタイプのものにしました。
あとはミトンも必須ですが、アイリスオーヤマには付属品にミトンがあったので買わずに済みました。
ちなみにパンを冷ます時のケーキクーラーは、グリル網で代用しています。
2024.8.9追記:最近は皿の上に箸を2本置いて、その上にパンを乗せて冷ましてます。冷めたらそれでOK!
パンの保存はパンケースも考えましたが、手入れが面倒なので今のところはアイラップでいいかなと思っています。
レシピ
レシピは取説にも書いてありますが、「牛乳使用・強力粉250g・ドライイースト3g・塩3g」を使用したものがなかったのでネットで探しました。
上記のレシピは卵も入れるリッチな食パンで、出来上がりも美味しかったです。
他にも探せばたくさんレシピはありますし、自分で色々と試してアレンジしてみるのも良いかと思います。
まとめ
チョコチップやレーズンなどを入れたレシピも試してみましたが、どれもやっぱり美味しかったです。
レシピ次第では、あん食パンなども作れるみたいなのでまた試してみようかなと思っています。
2024.8.9追記:そういや正月に餅を作りました!美味しかったです。
ホームベーカリーがあると、朝食のレパートリーの幅が広がるのでいいですね。今のところ、パンのある暮らしに満足しています。
アイリスオーヤマ製品にはいつもお世話になっていますが、まさかホームベーカリーまであるとは驚きでした。
パナソニックは静音性も高く、生食パン専門店「乃が美」のようなパンも作れるみたいです。もし買い換えるなら次はこっちにしようかな。