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老後の3000万円よりも今日の3000円のためにできること

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「老後に必要かもしれないお金」よりも、「今日必要なお金」があります。

例えば一日3000円分の何かを我慢すると、30年後には約3000万円のお金が貯まります。しかしその3000円は、一体どこから捻出すれば良いのでしょうか?

そんな私たちに今できるのは、「知恵をつけること」なのではないかと思います。

未来の老後より今日の生活


ちなみに冒頭の計算はガバガバです。なぜかというと一日3000円ということは、1ヶ月で約9万円を貯金しなければならないからです。

1ヶ月で9万円を貯金できれば、老後は安泰です。しかし1ヶ月で9万円もなくなれば、私の現状の生活はかなり厳しくなります。

ところで私は週に一回、アーモンド効果という飲み物を買って飲むことが最近の楽しみです。


グリコ アーモンド効果 1000ml×3本

グリコ アーモンド効果 1000ml×3本


スーパーだと1000㎖で400円くらいなので、1ヶ月で1600円ですね。


なぜこんな話をしたのかというと私は今、週一のアーモンド効果すら買うことを躊躇っているからです。


年金問題、少子高齢化、8050問題、長期雇用制度…

なぜお金が欲しいのかというと、毎日見聞きするニュースから連想できる未来は、お先真っ暗なように思えるからです。


mainichi.jp


しかも2000万円必要なはずの老後の資金は、いつの間にか3000万円に増えていました。

別にこの記事を鵜呑みにしてるわけでもないし、「3000万円なんて用意できない!年金制度は詐欺だ!」みたいには考えていません。

ただ「なんとなく足りないだろうなぁ…」という抽象的な想像を、「3000万円」という具体的な正論でぶん殴られたショックが大きいだけなんだと思います。


今週の400円を悩む私が、老後の3000万円と言われても、ピンとくるわけがありません。


だから冒頭のガバガバ計算で考えてみた結果、「全然足りねぇ!」と思った次第です。それほどまでに、3000万円の衝撃は強かった。

20代後半で貯金もなけりゃ夢もなく、子どもを産むなんて夢のまた夢。正直言って老後の生活よりも、今月の生活をどうするかでいつも頭がいっぱいです。

国のせいか、社会のせいか、はたまた自分のせいなのか…考えたってしょうがないので、最近はお金についての勉強をしています。

しかし調べれば調べるほど、この世界は「お金がお金を増やす仕組み」になっているということだけは分かりました。

お金を稼ぐためのお金がない


「服を買いに行くための服がない」なんてのはよく言われていますが、服はネットで買えばいいのです。

それに倣って、ネットで「お金を稼ぐ方法」と検索してみると、出てくるのは「1000円からできる簡単投資!」という夢のような謳い文句。

だからGoogle先生の教え通り、株やFXやつみたてNISAやiDeCoに興味を持って調べてみました。

しかし最終的に出てきた答えは、「貯金のない人は投資をするな」という専門家のありがたい助言でした。


貴重な時間を費やした結果、私は投資家のスタートラインにも立てないことが分かったのです。


つまり「貯金をするための投資」をしたいのに、「投資をするための貯金がない」という堂々巡りに陥ってしまったのです。

さらに焦ってこれまたGoogle先生に聞いたところ、「収入がなければ支出を減らせ」と言われました。

なるほど、まずは固定費を見直して、娯楽費や保険費なんかを抑えればいいんだな…そう思って家計を洗い出します。

その結果、そもそも保険は掛け捨て2000円くらいの保険で、家賃はそもそも相場より安いし、唯一見直せるのは娯楽費くらいでしょうか。

漫画やゲーム、アマゾンプライムの年会費、PSNの年会費、そして最近ハマっているアーモンド効果1000㎖パックを週に一本。

なるほど、例えばアーモンド効果をやめれば貯金が月に1600円できるので、30年で57万円になりますね……


しかし「老後のためにその資金で投資でもするか!」とは、ならんでしょう!?


確かに趣味をなくして、好きな飲み物を我慢すれば、少しはお金を貯めることができるかもしれません。

でも、そしたら私の人生には一体何が残るんだろう?

本当に3000万円は必要?


そもそも何で今私が悩んでいるのかを考え直してみると、急に降って湧いたように思える「3000万円」というワードが原因です。

将来年金なんて貰えないかもしれない、貯金がない、収入も簡単に増やせないし支出も簡単に減らせない……そんなタイミングでの「3000万円」です。

「ていうかそもそも3000万円も必要なのか?」と思って調べてみると、こういう記事が見つかりました。


toyokeizai.net


筆者がある60代の年金受給家庭の老後資金を計算した結果、年金だけでは15年間で2000万円不足し、100歳までの30年間で4000万円不足する計算となった。


この記事によると、場合によっては4000万円ほど不足することもあるそうです。

株式市場への資金流入を安定化させ、資産運用マーケットを整備する思惑があるのだ。


そして、急に降って湧いた「老後の資金」という言葉の狙いは資産運用市場の開拓だとしたら、私はまんまと踊らされていることになる…

本当に焦って資産運用について調べたので、だとしたらまんまと私はその思惑通りに動きました。

さらに以下の記事によると、


bunshun.jp


リスクを取りたくない人は毎年貯める金額を増やし、時間を味方につけてコツコツ貯めていくしかありません。


でも私は結局、お金を貯めてそれを上手に運用して増やすことしかできないのです。

しかし根本にあるのは、「どんな老後を送りたいか」という各々の将来設計に依存しているということでしょう。老後の生活によって、必要な資産も変わってきます。

じゃあ私は、一体どんな老後を送りたいのだろうか?

ポツンと一軒家と老後


話は変わりますが、最近ものすごく久しぶりにテレビ番組を観ました。

なぜかというと、とある記事で「視聴率が20%を超えた」と書かれた番組に興味を持ったからです。


toyokeizai.net


それは、『ポツンと一軒家』という番組でした。

私は普段からテレビを観ていないので、見逃し配信で初めて『ポツンと一軒家』を視聴しました。


gyao.yahoo.co.jp


この番組は、山中などにポツンとある一軒家に暮らす人々の生活を描くドキュメンタリーです。

何の気なしに観ていたのですが、次第にこの番組に出てくる人たちは、私にとってとてもリアリティのある老後だということが分かりました。

老後のために現役時代にバリバリ働いて、定年間際に脳梗塞で倒れてしまったおじいさん。介護施設に行ったおじいさんの帰りを、一人で待つおばあさん。

観ていて感じたことは、彼らは私よりもずっとしっかりしていて、ずっと真面目で、ずっと一生懸命だったんだなということです。

もう前向きに、「これでいいんだ」って天才バカボンのお父さんと一緒で。


『ポツンと一軒家』のおばあさんが、「これでいい」と言った言葉の重み。

だって積み重ねた時間はもう戻らないから、悔いがないように毎日を生きるしかないのです。

未来なんて今日の延長線上でしかないんだから、とりあえず今日を生きられたらそれでいいのかもしれません。

知恵をつけて生きていく


資本主義社会では、知識と経験がものを言うのだと思います。「もっと勉強しろ」と大人は言っていたけど、あれはきっと本当のことだったんだ。

丸暗記で乗り切った定期テストも、苦手だから答えを写したドリルも、ちゃんと自分の頭で考えてやれば良かった。ようやくこの歳になって、それを心から願うことができました。

子どもの頃はあんなにニュースや勉強に興味なんてなかったのに、今は自分からそれらを求めているのが不思議です。

もっと支出を減らせないなら、もっと収入を増やせないなら、せめて知識を蓄えるしかない。不平不満を言って嘆いたって未来は変わらないし、過去も変わりません。

だからと言って未来を諦めずに、知恵をつけることが重要なのかもしれません。今を生きる若者にできるのは、もうそれくらいなのでしょう。

今からでも遅くはないと、教養を深めればきっと未来の自分の資産になると、信じるしかないのです。今日の3000円のためにも。


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