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おすすめしたい作品の感想と考察

なぜシーズン2は面白いのか?番組『ドキュメンタル1〜6』ネタバレ感想

ドキュメンタルのCMはやたら見るけど、本編までは見たことない。私も少し前までは、そんな人たちの中の一人でした。


ドキュメンタルとは、一体何なのか?


ようやくシーズン1〜シーズン6まで全てを見終えたので、多くの方が抱えているであろうこの疑問に、全力で応えていきたいと思います。


3分でわかるドキュメンタル


サクっとドキュメンタルについて知りたい方は、まずシーズン1の冒頭を見ることをオススメします。


「いや、どんなものか知りたいからこの記事を読んでるんだよ!」


と思ったあなたにこそ、この方法はオススメです。

実はこの冒頭に、ドキュメンタルの全てが詰まっています。騙されたと思って3分だけ観てみてください。

何を隠そう私も、何の気なしに観たこの3分で、すっかりのめり込んでしまいました。気づけばそれから1週間もかからず、ぶっ通しで全シリーズを完走しています。


逆に言うと、シーズン1を3分ほど観た時点で面白くなさそうなら、すぐに視聴をやめてください。


しかしこの番組は、アマゾンプライム会員でないと観ることができません。

わざわざ会員になったのに、面白くないと感じるのはとても悲しいし、時間の無駄ですよね。

なのでそんな方のために、少しだけこの『ドキュメンタル』について説明しようと思います。

タイトルの意味


ドキュメンタルは、ドキュメンタリーメンタルからなる造語です。

内容は「10人のお笑い芸人たちが6時間もの間、密室空間の中で笑ってはいけない」という、いたってシンプルなゲームです。


しかしそれを更に面白くするのが、出演者が100万円を自腹で用意しなければならないというルールです。


各自が持ち寄った10人分の100万円、つまり1000万円が優勝者の賞金となるのです。

『笑ってはいけない』との違い


有名なバラエティに、『笑ってはいけない』シリーズがあるかと思います。

どちらも私は好きですし、企画こそ似ていますが、一つだけ大きな違いがあります。

このドキュメンタルには、「笑ってはいけない理由」「笑わせなければならない理由」が存在しているのです。

借金をして100万円を用意する者、家庭を持ちながら100万円をかき集める者、そしてお笑いに命をかける者……


それが、お笑いの枠を超えた面白さに繋がっていると、私は思います。


それぞれが己のために、メンタルを削りながらも笑わせ合う。それはまるでスポーツのような、人間同士の戦いを描いています。

まだドキュメンタルを観たことがない方は、ぜひシーズン1から楽しんでみてください。

各シーズンについて


どのシーズンも面白いのですが、毎回出演者やルール等に改変があり、そのたびに毛色も違ってきます。

なので簡単に、各シーズンの特徴と感想を書いてみたいと思います。

特徴と感想

シーズン1

純粋に、ドキュメンタルの面白さを楽しむことができると思います。しかしルール設定が甘いため、終盤に動きがなく単調でもあります。

ですがやはり、全てのシリーズの基礎になっているため、個々で面白いシーンはたくさんあります。

個人的に宮川大輔さんが好きで、例のシーンでは爆笑しました。あとやっぱり、野性爆弾のくっきーさんがめちゃくちゃツボなので、面白かったです。

シーズン2

シーズン2からは、シーズン1の反省点を生かし、ポイント制が導入されました。さらに女性芸人である森三中の大島さんも参戦しているので、シーズン1とは違った面白さがあります。

ルール改定により、アグレッシブに攻めないと勝てないので、終盤にかなりの動きがあります。

そのため、シーズン2のラストは非常にドラマティックになっていると思います。

シーズン3

シーズン3からは、ゾンビルールというものが採用されます。無念にも退場してしまった出演者が、ゾンビになって生き残った出演者を再度笑わせるために戻ってきます。

しかしゾンビルールのせいで、タイマンでの笑わせ合いが少なくなってしまった点が気になります。

あと、シモネタはシーズン1からありましたが、シーズン3からはさらにシモネタが強烈になってきます。

具体的に何がとは書けませんが、オードリー春日さん皮からカレーライス提供には笑ってしまいました。

シーズン4

シーズン4は、千鳥のお二人がコンビで参加しています。そのため、全体的に掛け合いでの笑いが顕著になっています。

そしてシモネタがカンストしてしまうのも、このシーズン4だと思います。

私は普段シモネタを好んでは見ませんが、ドキュメンタルの面白かったシーンを思い返すと、なぜか勢いのあるシモネタばかりになってしまいます。

そんな彼らが、文字通り「出す」ものを全て「出し切った」戦いを見ることができるのが、シーズン4の特徴です。

シーズン5

シーズン5で一番印象に残ったのは、やはりハリウッドザコシショウさんです。さらに、それぞれが助っ人を一人呼べるというルールが追加されました。

唯一残念なところは、あまりにもザコシショウさんが面白すぎて、彼の独壇場になってしまっているように思えるところです。

そしてラストは、ゾンビ軍団VSザコシショウさんになってしまったのも気になりました。

ここまで来ると、タイマンでの笑わせ合いではないのですが、それでもやっぱりこのシーズンも面白かったことに変わりはないです。

シーズン6

シーズン6では、女性芸人が最多の参戦となっています。そのため、女性芸人同士の掛け合いの中で生まれる即興劇がかなり印象的でした。

特に、ゆりやんレトリィバァさんの一人芸が、友近さんの合いの手によってコントに昇華される瞬間が面白かったです。

勿体無いなと思ったのが、男性陣が常に圧倒されてしまっていたところです。

私はFUJIWARAの藤本さんや、ジミー大西さんなども好きなのですが、出演数も多いせいか引き立て役のようになっているのが気になります。

おすすめのシーズン


ドキュメンタルは、ひとシーズンを一回のゲームとして、4〜5話単位で区切っています。

そのため、観るならひとシーズン丸ごとを観た方がいいと思います。

どのシーズンが良いのかは、完全に好みです。毎回出演者は変わる(一部を除く)ので、自分が好きな芸人さんが出ている回から観てもいいかもしれません。

どのシーズンも違った面白さがあるのですが、個人的に一番好きなのがシーズン2です。

シーズン2

「笑わせ合う」というルールの最終形態が、このシーズン2のラスト10分にあると私は思います。

どのシーズンでも、一番出演者が笑いやすいのは冒頭ですが、逆にラスト付近になると誰も笑わなくなってきます。

そんな中、シーズン2の最後に残ったのが、バイキングの小峠さんとジャングルポケットの斉藤さんです。


一体どうすれば相手は笑うのか?


突き詰めて行くと、こんなに単純で難しい問いかけはないです。

そして彼らはすでに、この5時間50分に及ぶ戦いの中で、様々な手法を試しています。

笑わせるために考えて、考え抜いた末のラスト10分。


その結果二人は、口に含んだ水をお互いに吹きつけ、額にジョイマンの高木さんの写真を貼り付け合います。


笑いとは、一体何なのか?
私にはそれは分かりませんが、確かにこの10分間、見ながらずっと笑っていました。


シーズン2こそが、ドキュメンタルの究極系なのだと私は思います。


ぜひ彼らの戦いの記録を、あなた自身の目で確かめてみてください。

シーズン0

プレゼンターである松本さんが、インタビューを通してドキュメンタルについて語る『ドキュメンタリーオブドキュメンタル』という映像があります。

その途中で、幻のシーズン0の映像が挿入されるのですが、色々な意味でこれが面白いです。

いきなり見ることはおすすめしませんが、どれかひとシーズンを見終えた後にでも、ぜひシーズン0も観ていただきたいです。

シーズン0の基本的なルールはシーズン1と同じなのですが、大きな相違点として時間が無制限であることが挙げられます。

そのためシーズン0では、14時間が経過したところで一切誰も笑わなくなってしまいます。

そんな中、シャンプーハットのこいでさんが、


「ここで知らないスタッフが大をしたら笑うかもしれない」


と言っていたのがかなり印象的でした。

そしてこれは、ドキュメンタルの唯一の欠陥を表しているように思えます。

人は慣れてしまうと、なかなか笑いが起きなくなってしまいます。なぜなら展開に予想がつくと、面白くないからです。


つまり時間(シーズン)を重ねるごとに、視聴者も出演者も笑いが予想できてしまうのです。


笑いの限界が来た時、その突破口になるのがドキュメンタルにおけるルール改定なのではないでしょうか。

進化するドキュメンタル


続けていくコンテンツの中で、ずっと笑いを提供するということの難しさを感じました。

いつも面白いというのは、恐らく私の想像を絶するほどの苦労があるのだと思います。

それを打破しようとなると、いずれは「お約束の中の裏切り」「団体芸」みたいになるのではないかと予想しています。

でももしかしたら、私の考えとかけ離れた、もっと違う笑いが生まれるのかもしれない。


面白い人たちがたくさん集まって、最高の笑いを届けようとしているのだから、私はそれを信じようと思います。


だから私は、今一番この番組に期待しています。

これからドキュメンタルは、どんな風になっていくのか。そして今後、どんな笑いを見ることができるのか。

とにかく進化する先を、最後まで見届けたいと思います。



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